サプリメントは栄養不足の免罪符
2011年02月02日
「食事のバランスに気をつけていますか」とたずねると、「バランスは悪いけど、サプリはとってます」という答えはとても多い。サプリメントをとっていれば、野菜不足は帳消しになるのだろうか。残念ながら、そう簡単にはいかない。例えばビタミン剤を飲むとオシッコが黄色くなって、要するにかなりの部分が吸収されずに排泄されてしまっている。でも野菜をどんなにたくさん食べてもオシッコは黄色くはならない。つまり、それだけ吸収率が違う、天然のものの方がずっと吸収がよいのである。もしかしたら、ひとビン3000円のサプリメントを買っても、そのうち2000円分くらいはトイレに流れてしまっているのかもしれない。もちろん、サプリメントにまったく意味がないわけではない。どうしても思うように食事がとれないとき、例えば旅行のときなどに使うのは賢い使い方だろう。ただ、「これさえ飲んでいれば野菜不足でも大丈夫」というものではない。点滴栄養だけで生きている病人とは違うのだから、大地の恵みをしっかり食べなければ、仕事に恋愛に頑張るパワーは生まれてこない。ビタミンCについて言えば、キャベツの大きい葉っぱ一枚食べれば、一日ぶんが足りるという。もちろんその方がずっと安い。「なんとなく、気休めに」とサプリに甘えず、大地に根ざした、骨太の女を目指していただきたい。
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