現今の教育論争の中心は?
2011年07月29日
現今の教育論争の中心は、明治以来の初・中等教育体制の病理に対する強い反発にあるようだ。そのために、日本が直面している核心的問題、高等教育の強化、その教育研究体制から目をそらす結果になっているのではないだろうか。そのようななかで大学は、その本来の任務を第二次的にではあるが、個人のレベルで懸命に果たし続けようとしている。実際、二一世紀的課題を真剣に考えれば考えるほど、教育研究体制を改革する必要を感じない人はいないだろう。しかし、教育研究体制の貧しさは、とりもなおさず日本社会の構造の一部であり、日本社会を動かしてきた原理を忠実に反映しているにすぎない。国家主導の追いつき型近代化の一手段としての教育研究体制は、もはや二一世紀に求められる課題達成にはそぐわないものである。初・中等教育原理を延長させただけの大学は、その使命をすでに果たし、葬られるのを静かに待っているとみるのは私だけであろうか。フィンランドにみるまでもなく、教育とは次世代への投資なのである。わが国も社会の安定と発展のために、二一世紀の大学教育改革にいますぐ真剣に取り組まなければならない。これこそが日本社会の大きな課題である。大交流時代、グローバル化時代にいかに英語教育が重要かを説いてきた。英語教育はどのようになされるべきか、私の体験的語学勉強法や政治学の勉強法を、何かの参考にしてもらえればと思う。