入れ歯が患者さんに合わないとき
2011年01月21日
職場の環境以外に、私が驚いたことがあった。それは、歯科医師と歯科技工士が対等の関係で、お互いに敬意を払いながら仕事をする姿だった。「日本の歯科技工士は、歯科医の指示でただ入れ歯をつくるだけですから、これには驚きました。ドイツでは、入れ歯が患者さんに合わないとき、歯科医がもう一度印象採得をし直して、技工士に注文し直します。再注文した入れ歯に対して技工士は別に料金を請求し、きちんと別料金が支払われます。しかし、日本では、歯科医につくり直せと言われれば、技工士は黙ってつくり直さなければなりません。何回つくり直してもそれは1つの入れ歯で、つくり直した料金が支払われることはありません」入れ歯が患者さんの口に合わない根本原因は、歯科医の印象採得に問題がある。ドイツでは歯科医と技工士にその認識があり、歯科医は自分の責任として印象採得をやり直し、技工士はつくり直したものに対して料金を請求する。その仕事に対し、歯科医は別の料金を支払うわけである。