新伝説ブログ

安価優先、だめでもともとが原則

2011年04月21日

肌のお手入れは安価優先、だめでもともとの原則を守り、いろいろな方法を試して、自分に合ったものを見つけることが大切です。最近は、さまざまな付加価値をうたった洗顔料や化粧水がちまたに満ちあふれています。しかし医師としての立場から言えば、洗顔、洗髪は普通の石けんで十分なのです。確かに昔の石けんはアルカリ性が強く、皮膚がガサガサになってしまうことがありました。しかし今の石けんは品質もよく、洗顔に使うのに何の問題もありません。石けんで洗顔してみてください。少し時間がたつと顔が突っ張ったような感じがします。ここであわてて「石けんの副作用」などとは思わないでください。これは皮膚を覆っている皮脂膜が取れ、それまでは皮脂膜を通して感じていた外界の刺激が直接肌に加わるから、突っ張ったように感じるのです。しかし洗顔後の突っ張り感は、だいたい2時間もするとおさまってしまいます。これは皮脂を分泌する皮脂腺から、新しい皮脂が分泌され、再び皮脂膜が形成されるためです。私がみなさんにお勧めする洗顔法は、いたって単純で簡単な方法です。まず、水道水(ぬるま湯)で顔を洗ってみます。皮脂膜は皮脂と汗が混ざり合ってできています。みなさんご存じのように、水と油は混ざり合いません。それなのに汗の水分と皮脂が混ざり合っているのは、皮脂の中に適量の界面活性剤(乳化剤)が含まれているからです。適量の天然の界面活性剤には水分と油分を混ぜる働きがあるのです。つまり皮脂は洗顔料でもあるのです。ぬるま湯(水)で洗顔した後の洗面器の水面を見てください。皮膚の脂分か驚くほど浮いているはずです。洗顔料を使わなくても、顔はけっこうきれいになるものなのです。化粧が残っているようでしたら、その部分だけ濡れタオルでふき取れば十分でしょう。水(ぬるま湯)洗い洗顔だけで不十分だと感じるときは、普通の石けんで洗顔してみてください。ただ、石けんはアルカリ性です。肌がアルカリ性を中和する能力が高くない人(特に高齢層)は肌がカサカサすることがあります。この場合は、顔のミョウバンリンスをお勧めします。ミョウバンは食品添加物として漬物(ナスのぬか漬け)やベーキングパウダーに使用されている身近なものです。また、中華麺を作るときのカン水にも含まれています。このミョウバンには、肌を引き締める収斂作用、皮膚を酸性に保って細菌の増殖をおさえる酸外套強化作用、汗をおさえる制汗作用があるのです。石けんで洗顔した後、洗面器1杯の水道水にミョウバン原液(作り方は62ページ参照)をペットボトルのキャップ1杯(5ミリリットル)ほど加えます。髪にリンスをするように、この薄めたミョウバン水で簡単に顔を洗います。ミョウバン水は弱酸性ですから、石けんのアルカリ性を中和する作用があります。そのため、ミョウバンリンスをすると肌がサラサラになります。このミョウバンリンスは顔だけでなく髪を洗うときにも使うことができます。また、石けんを使わずに、ミョウバン水だけで洗顔するのもお勧めです。洗顔後にさっぱりとした感じがします。