業者向けの広告で安定収入を確保
コンペアネットは96年、元シーグラムの最年少ブランドマネジャー、トレバー・トレイナと、親友で弁護士のジョン・ダニングによって設立された。トレイナはダニングにコードレス電話をこわされた際、量販店に新しい製品を買いに行ったが、いろいろな製品があって機能の違いがよくわからなかった。この経験から、中立的な立場で製品の機能の違いを見極めるサービスが必要だと考えて、ウェブ上で各メーカーの製品機能や価格などの情報を提供する商品比較サービスを開始したのだった。トレイナとダニングは、商品情報を掲載する企業を得るために、1万5000ドルをはたいて見本市に出展したが、功を奏さなかった。資金は底をつき始め、二人のストックを超えたという。そこで借金に駆けずり回り、株式10%と引き換えにトレイナの裕福な両親や親戚知人から85万ドルの出資を受けた。その後、商品情報掲載企業はあらわれたが、やはり資金は足りない。ベンチャーキャピタリストにアプローチしてはみたものの希望額を調達できず、結局、株式の30%と交換にGEキャピタルから200万ドルの資金を得る。こうして得た500万ドルの資金を、コンペアネットは製品データベースの構築その他の開発に費やした。コンペアネットが当初苦労したのは、メーカーにサービスのメリットを納得させることだった。同社のサービスでは、ブランドと価格が切り離されるため、メーカー側としてはブランドで勝負ができないからだ。しかし、メーカーが参加するしないにかかわらず商品情報は載せるので、メーカー側としては、「どうせ掲載されるなら宣伝文句を入れたほうがいい」ということになる。コンペアネットでは、ユーザーにより高い利便性を提供するため、商品を比較するだけでなく、提携の電子商取引サイトから簡単にほしい商品を買えるシステムを構築している。コンペアネットの電子商取引パートナーには、セダント・コーポレーションのネットマーケットとオートーバイテル(自動車販売サイト)のほかオーディオ・ビデオ小売業者、コンピューターメーカー、一般商品販売業者などが名を連ねている。これら電子商取引パートナーから得るコミッションには5%〜15%の歩合制と固定額制の2パターンがある。コンペアネットの収入の内訳は、メーカー、販売会社向けのエディトリアル式広告が半分、残りの半分がリンクを張ったECパートナーからのコミッションとバナー広告掲載料だ。まずエディトリアル式広告には、次の四つのパターンがある。?各製品の内容を、写真やビデオ、オーディオ、リンクなどで紹介し、自社商品を際立たせる「カテゴリーメンバーシップ」年1500〜5850ドル)?商品検索時商品比較前に表示し、詳細ページにリンクするワラントショーケース(3ヵ月5000ドル〜2万ドル)?カテゴリー内で検索前に、一つの商品にスポットライトをあてる「製品スポットライト」(160O〜8000ドル)?月間電子メールニュースレターでの宣伝
[参考情報]
ネットショップ開業を目指して